12月、寒い冬、本番到来!
今回はこの冬を快適に過ごすため陰陽の法則から冬におススメの食材・お料理をご紹介します!
上手に取り入れて快適な冬をお過ごしくださいね(*’ω’*)💕
アメリカで日本食旋風を引き起こしたきっかけはマクロビオティックだった
マクロビオティック(Macrobiotic)という言葉をご存知でしょうか?
最近ではよく、マクロビなどあちこちで目にしますので、聞いたことはあると思います。
思想家 桜沢如一(ゆきかず)が従来の食養(※)に、中国の陰陽論を現在科学に結び付けて解明、
食から宇宙を観る哲学をマクロビオティックと名付けました。
玄米、全粒粉を主食とし、主に豆類、野菜、海草類から組み立てられた食事のことです。
身土不二、陰陽調和、一物全体といった独自の哲学を持ちます。
彼は単なる食による長生き術を説いたのではなく、宇宙大のマクロの世界も、DNAにいたるミクロの世界も
この世のあらゆるできごとが陰と陽で動いていること、
私たちが陰と陽の理論を身につけ、使いこなすことで
健康で幸せな人生を送れることを昭和初期、世界に向けて発信しました。
1970年代、アメリカで日本食旋風を引き起こしたきっかけはこのマクロビオティックでした。
(※)明治の食養家・石塚左玄が「ナトリウム(陽)とカリウム(陰)の二大元素が人体の決定的な影響を与える」
「食べ物の陰陽を調和させることこそが肉体と精神の健康につながる」と説いた。
健康な身体と心をつくること~陰陽のバランスをとり中庸の食事に近づけていくこと~
穀物菜食では個々の栄養素の働きによりも、
食べものがもつ陰と陽の力を重視しています。
私たちのからだの中で食べたものの陰の要素が陽を
陽の要素が陰を引きつけてからだに必要なものを合成してくれること、
また、細胞や臓器や血管を緩めたり、締めたりすることで、
身体の具合や機能が調整される
という考え方です。
極陰や極陽に傾くと私たちは体調を崩してしまいます。
まずは、中庸に近いエネルギーをもった穀物中心の食に戻し、からだの土台を揺れの少ない中庸にととのえることが大切です。
中庸を意識した食事は体調をととのえるばかりでなく、穏やかな心も育みます。
季節や体質の変化により
使う食材の陰と陽の度合いをはかり、中庸にバランスをととのえていくことが料理(調理)です。
冬の献立に取り入れたい主食
炊く・煮る、含め煮・重ね煮
は中庸です。
時間をかけて火を通す過程の中で、極陰、極陽がなくなり、中庸にちかづいていきます。
①おじや、雑炊、お粥、リゾット など
消化が良く、あたたかいもの。
この時期とくに取り入れていただきたいものは【おもち】
おもちには寒さで縮こまりすぎた細胞や内臓を柔軟に伸ばしてくれる働きがあるといわれています。
磯辺焼き、海苔に巻いてみたり、きな粉もちにして食べてもいいですね♪
特に大根おろしにつけて食べるおもちは消化にもよく、
大根は陰陽でみても《中庸》の食材、冬は特におススメの食材です。
冬の献立に取り入れたいおかずや調理法
うま煮は少し陽よりの中庸です。
煮込みながら旨味と養分を増やす陰陽の知恵が結集した調理法です。
①うま煮、鍋もの
根菜、白菜、きのこ、厚揚げ、海藻、こんにゃくなど、
コトコト煮込むといろいろな素材の旨味があわさることで一層美味しくいただけますね。
油揚げや脂肪分が多いもの(動物性のものなど)を入れる場合はゆずなど代謝を促すものを添えてくださいね。
消化不良を起こしにくくするポイントです。
②あんかけにする
葛でとじると美味しさも熱も逃げません。お料理が冷えやすいこの季節おススメの調理法です。
葛は身体を温める効果があります。
葛のスバラシイ✨効果については☟で詳しくご紹介していますのでぜひご覧くださいね!
blog:立冬(11月7日)寒さがぐっと深まるこんな日はこれで決まり💗^^) _旦~~
お鍋などに葛きりを取り入れるのもいいですね!
次回はどんなものが中庸なのか、陰なのか陽なのか、
ご紹介しますね!