ナチュリズム・ブログ 季節を味わう

届けるのは品物ではなく、感謝の気持ち💕相手を想うお歳暮のススメ🎁

投稿日:2017年11月30日 更新日:

とつぜんですが、皆様は「お歳暮」贈られていますか?

 

 

 

 

 

 

親や周りの人が贈っていたから、TVで見てなど、何となく送るようになったという方もいらっしゃるかと思います。

若い人になるほどそうなのかもしれません。

特に最近では、こんなに早い時期から送るの!?と思う程、早い時期から「お歳暮」の文字を見るようになりました。

今や百貨店やスーパーなどでは、クリスマス🎄に並び、冬の一大イベント「お歳暮商戦」になっているため、

早期お得を打ち出し、お客様獲得戦を繰り広げております。

確かに、お買い得、有難いですね(笑)!

でも、購買欲を掻き立てられるお歳暮行事を繰り返すほど、

私たち日本人が本来語り継いできた「お歳暮」への想いというものはおざなりになっていった感を否めません。

 

海外では習慣のない、日本特有の文化といってもよい「お歳暮」について、すこし、本来に立ち返ってみましょう。

知っているようで知らない豆知識をお届けいたします(*’ω’*)

 

お歳暮の由来ってなに?どんなものを贈っていたの??

日本でお歳暮の歴史が始まったのは室町時代と言われています。

お歳暮はもともと、年の瀬に先祖の霊を迎える際のお供え物(塩鮭、スルメ、数の子、干魚など)を

分家や嫁いだ娘から本家に手渡しで届けていたのが始まりとされています。

その後、年末に帰省できない子供や親族が、先祖の霊や神様(年神様/新年の神様)にお供えする品物を本家や親元に贈るようになり、

広がって家元、本家、両親、職場の上司などに品物を贈るようになりました。

明治30年代になると、親や親戚だけでなくお得意様やお世話になっている方などに

その年のお礼としてお歳暮を贈る習慣ができ、

特に最近では仕事でお世話になった方、習い事の先生、かかりつけの医師に送ったり、友人同士で送りあったりなど多岐にわたります。

もともと「歳暮」とは年の暮れという意味ですが、次第に年末の贈り物の呼び名として使われ、定着しました。

 

 

 

 

 

 

人に聞けないお歳暮のマナー

―――――――いつまでに贈ると良いの?―――――

お歳暮を贈る時期は、以前は正月の準備にとりかかる12月13日~20日の「正月こと始め」の日までに送ることとされていました。
最近では“早割”などで時期が早まっている傾向がありますが、12月初旬~20日までに届くように贈るのが一般的です。

―――――――何を贈ると良いの?―――――――

昔は塩鮭、塩鰤(ぶり)、数の子などの縁起物の魚介類が多く、塩引きされた物は長期保存が効くものなどはお歳暮としても喜ばれました。
今でもお歳暮には年越し・正月に使える食料品をおくるのが主流ですが

流通の便利化により、果物や海産物の産地直送品や、こだわりグルメや、お酒等の嗜好品など様々なものがえらばれています。

しかし、贈り物を考えるうえで一番大切なのは

「相手方に喜んでいただけるものはなにか」

先方の家族構成や好みのもの踏まえて選び、真心を届けることが大切です。

 

 

 

 

 

 

中には、商品券などを贈るケースもあるようですが、特に目上の方に贈るのは失礼にあたる場合もあるのでご注意下さいね。

また、贈り先の方の職業によっては贈答品のやり取りを禁止している場合もありますのでお気をつけ下さい。

 

―――――――相手方もしくは贈る側が喪中の場合はどうすればいいの?―――――――

お歳暮はお祝い事ではなく日ごろのお礼として贈るものですので、お互いどちらかが喪中でも差支えありませんが、

四十九日が過ぎていない場合、時期をずらして「寒中御見舞」にするか、紅白の水引を控えた熨斗で贈ります。

 

―――――――「のし」の付け方、種類は? ―――――――

お歳暮にはのし紙をつけ、蝶結びになった紅白の水引きを使うのが一般的です。
ですが、魚や肉などの生ものを贈るとき正式にはのし(のし紙の右上につける飾り)は付けず、水引きだけとなります。

最近は、のし紙をつけてくれるところがほとんどです。その際、ご自分の名前の漢字は略字を使わずに、正式な漢字で書いていただきましょう。

もちろん、送り状に書く、相手方のお名前も略字は避けましょう

―――――――正式なお歳暮の手渡し方とは ―――――――

今でも日本の文化としてお歳暮を大事にしている方が多くいらっしゃいます。

お歳暮という行事は本来、義務的なモノのやり取りのみの行事ではありません。

正式なマナーを知っておくことは、心からたいせつに思うお相手に不快な想いをさせないことにも繋がります。

ぜひ覚えておきましょう。

 

本来「挨拶は行ったほうが良い」というマナーが存在します。

インターネットの通販サイトを利用され、贈られている方も多いため、
挨拶状を送ったり、お電話での挨拶もしないというのは当たり前になりつつありますが、

遠方でなければ、お歳暮を贈る時は挨拶も行ったほうが好印象となります。

 

 

 

 

 

お歳暮は、相手を思いやっていることを伝え、友好的な関係を築き上げる大切な機会。

ご挨拶に伺えない場合

親しい間柄の方に贈るときは電話やメールで伝えるだけでかまいませんが、

目上の方や日頃お世話になっている方に贈る場合は

お歳暮に挨拶状を添えるか、別途ハガキや手紙を挨拶状として贈りましょう。

 

―――――――お歳暮をいただいた時のマナー―――――――

お歳暮に対するお礼、お返しは必ず行うようにしましょう。

本来、相手の方へ真心をお届けするお歳暮

相手の方を思いながら選び、そして贈っています。

お互いに相手の気遣いに対するお礼、お返しをする習慣を作っていくことで初めてお歳暮本来の意味を成すのではないでしょうか?

 

お相手が上司など、目上の方の場合は、このようなマナーを忘れないほうが良いですね。

また、このような対応は「贈答品を受け取ってから3日以内」が好ましいようです。

お礼、お返しが一切無い、また時間をおいて対応するということでは、同格として扱っているという意味になりますし、

礼儀知らずと受け取られてしまう可能性があります。

 

 

 

 

 

 

親しい間柄なら電話やメールでもかまいませんが、

親しき中にも礼儀あり、

なるだけ早い対応を心がけ、心からの感謝の気持ちを伝えましょう。

 

年末はなにかと慌ただしい時期ですので、遅くても20日までに届くようにしたいですね。

お歳暮を贈るのは相手の方へ真心を贈ることです。

品物選びから楽しんで、素敵なお歳暮を贈ってくださいね。

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