私達はいつもホームページや、Faceboookなどで「〇〇の味噌は天然菌!〇〇の甘酒は天然菌!〇〇の紅茶は天然菌をつけてます!」と紹介させていただいていますが、「なぜ天然菌を使った商品ばかりなの?」、「なぜ菌が大切なの?」という声をよくいただくので、今回は“発酵菌”について紹介させていただこうと思います。
(マルカワ味噌さんよりお借りしました天然麹菌の画像です)
現在一般的に流通している発酵食品の多くは、種菌メーカーから菌を仕入れ、発酵させた発酵食品が多くを占めています。
その種菌メーカーから仕入れた菌はどんな環境状態でも発酵が安定するように改良された菌で、改良の手段として菌に抗生物質・紫外線・X線・γ線などを与え突然変異により生き残った菌を培養し販売しているのです。
それに比べて、私達が取扱う発酵食品は、昔ながらの培養方法で育てた天然菌のみを取扱う種菌メーカーから仕入れていたり、代々受け継がれてきた蔵付き菌で発酵させています。
本来なら環境に適応し変異するものを進化と言いますが、現実にあり得ない環境にさらし菌を変異(菌の核など奇形を起こしている菌もあると聞きます)させる…。
「これって本当に大丈夫?」と思われるでしょう。(国の基準で言えば大丈夫だそうです!!!!)
そういった不安もあり、結果的に人の体や環境に合うようにゆっくり進化した天然菌を使ったものを選びましょう。という話になります。
出来れば一般流通している発酵食品は極力避けて欲しいというのが私達の思いです。
菌は口から入れても胃酸で死滅するという話を聞いたことがある方もいると思います。それは本当です!
口から入れた菌の99%は胃酸により死滅しますが1%は生き残り腸へと向かいます。その1%が腸で良い状態で増えてくれれば良いのではないでしょうか。
腸の中は発酵に最適な温度です。腸を菌が住み易い環境にしてあげ続けることがとても大事です。
しかも、腸の中で菌が増えることで、その腸の環境に合った菌へと変化し、身体にも菌にもより良い循環が起こるようになると思います。
私は治療家です。治療家の視点から見ても腸はとても大事な部位です。
腸の状態が悪いと低体温のリスクも上がり発がんのリスクも上がります。
また、幸せホルモンと言われているセロトニンの90%以上が腸で生産されると言われており、セロトニンをたくさん出せば、ストレスを感じにくい生活を送ることができると、私は考えます。
今現在、天然菌を使った発酵食品はとても少ないです。
ですが、天然菌の大切さに気付いた生産者の方が少しずつ増えており、生産者や消費者の皆さんの意識の変化を感じております。
オーガニックショップ ナチュリズムでは、これからもそのような商品を探し、皆さんにお届け出来るように色々なものをご紹介していきたいと思っております。
ぜひ、今後の投稿も楽しみにお待ちください!!