朝晩の冷え込みが少しずつ深まり、手足の先の冷えが気になる季節になってきました。
患者様たち(整骨院もしています)も触れると足先や手先が冷たい方が増えてきたなと感じる日々です。
正しい雑穀米LIFEのススメ~雑穀米は効能を考えて使おう♩~
日常で身体(内臓)を温めるものをうまくどうやって取り入れようかな・・・と考えていまして、
ハッ(‘◇’)!とひらめきました。
『赤米』です。
後で詳しく書きますが、赤米には身体を温める効能があるのです。
黒米ほど広く販売されている古代米ではありませんが、
白米より栄養価が高く、身体を温め、腸内環境を改善し、
女性にとって嬉しい効果が期待される赤米は赤米の甘酒などで話題になりました。
しかし、収穫量が少ない赤米はあまり店頭で見かけないため、
ご存じない方もいらっしゃると思いますので、
これからの季節にぴったりな赤米について紹介していきますね。
正しい雑穀米LIFEのススメ~雑穀米の歴史を知って好きになる~
野生稲の大部分が赤米だったことから、
『赤米』は日本に初めて入ってきたお米で、赤飯のルーツだったといわれています。
邪馬台国や大和朝廷への献上米として珍重されてた赤米は
中国では「紅米」と呼ばれ、ネパールでは薬用食として扱われています。
赤米は脱粒性(実りのころ、籾がひとりでにこぼれ落ちる)が強いうえに
背丈が1.5メートル以上にもなるため、倒伏しやすく、 品種改良された現代の米に比べ収量は多くありません。
薬用食として使われる赤米
赤米は身体が温める作用
があり冷え性の改善に効果的と言われています。
ネパールでは薬用食とされてきました。
特に内臓の病気や目の病気の時に食べます。
また牛🐮が病気になったときにも食べさせるそうです。
正しい雑穀米LIFEのススメ~赤米の栄養価を知ってからいただく🍚~
白米に対して
食物繊維 :8倍( 腸内環境を改善し、便通を促す。肌質改善に役立つ)
カルシウム : 4倍( 高血圧、骨粗しょう症防止、精神安定、大腸がんの発症リスク低下、正常な肌サイクルをキープする)
マグネシウム:5倍( 酵素の働きを助けるミネラル。骨や歯の発育や強化。高血圧、心疾患、糖尿病予防。精神安定)
リン :3倍 ( カルシウムやマグネシウムと結合して歯や骨を作る。ビタミンB1と結合して補酵素となり、糖質を代謝する際の重要な役割を担う)
カリウム :3倍 ( 血圧を下げ、余分な水分を排出する→むくみの改善)
ビタミンB1 :4.6倍( 糖分を分解してエネルギーに代える。神経や筋肉の機能を正常に保つ効果、疲労回復)
ビタミンE : 7.5倍( 抗酸化作用があり、シワやしみなどの皮膚の老化防止)
鉄 :8倍 ( 酸素を全身の細胞に届け、老廃物(二酸化炭素)を排出する効果(体温の維持、疲労防止、成長の促進)、美肌、赤ちゃんの発育(造血)を助ける、貧血予防)
こうしてみると、白米に不足しているミネラル分を豊富に含んでいますね❣
また、赤米の糖部分に含まれる「タンニン」は「ポリフェノール」の一種で
お茶などに含まれる渋み成分です。
効能
🔥脂肪燃焼サポート
🔥血中コレステロール、血圧、血糖値を正常に保つ
🔥がんの予防
🔥メラニン色素の沈着を防ぎ(シミや黒ずみ、そばかすの改善をサポート)美肌を保つ
🔥老化防止(アンチエイジング効果)
赤米の特徴
さらっと癖のないお味で食べやすいです。
炊いても少し粒が固めなのが人によっては難点に感じる方もいらっしゃるかなと思います。
お口に入れた時もこれといって特徴のない(ごめんなさい( ´艸`))お米ですが
栄養価は上記しましたようにとても高く、
白米に混ぜて炊いた場合、お米が全体的にほんのり赤く染まり可愛らしいです。
手前は玄米+赤米の🍙です。
正しい雑穀米LIFEのススメ~赤米の美味しい炊き方を知ろう♪~
🍚先に白米のみをとぐ
赤米は洗うと貴重な赤米の栄養素(色素)が溶け出してしまいます。
もったいないので、先に白米だけとぎましょう。
🍚水の量
白米を炊く時と同量の水をいれます。
お好みで水を増やしたり、減らしたりしてくださいね。
🍚炊き方(浸水時間)
基本は普段通りの炊き方でOKです!!
☆よりおいしく炊くには・・・☆
赤米がふっくら炊き上がる理想の浸水時間は夏場は30分、冬場は1時間程度。
柔らかくする場合は浸水時間を長めにしてください。
水に浸すとき「天然塩」を小指につく程度加えていただくとより美味しく炊けます。
今回初めて赤米を知った方も、知ってはいたけどどうやって食べていいかわからないなど、スルーされていた方も
赤米の背景や効能を知っていただき、今までより身近なものに感じて頂けたら幸いです。
そして「赤米ちょっと試してみよっかな」と手を伸ばすきっかけになれたら
とっても嬉しいです(≧▽≦)💗
ただ、身体に良いから食べるではなく
体調や気分によって(赤米だとご飯が赤く染まって綺麗で華やぎますよね)
雑穀を選んだりするのも食の楽しみかなって思います。
阿蘇の湧き水を使って、農薬をいっさい使用せずに栽培しました。