茶色のものは身体に良い伝説・・・
最近、、
三温糖は『茶色だから』身体に良い(゚Д゚;)と思っている方が続出で!
ここ1週間で何人の方から聞いたでしょうか。。。💦
これはタイヘン!😵と思いましたので、このテーマにしてみました。
「白砂糖は三温糖を漂白したもの(だから白砂糖より三温糖のほうが身体に良い)」⇒⇒ ×
「白色の白砂糖はダメだけど、茶色の三温糖は身体に良い(自然食品)からOK!」⇒⇒ ×
「三温糖は白砂糖より少しお値段高めなので高級(もしくは身体に良い)」⇒⇒ ×
茶色のものが一概に良いとはいえません。(=^・^=)
三温糖と白砂糖の違いって?
三温糖は上白糖(白砂糖)を取り出した残り(薬品で抽出した廃糖蜜)から作られています。
残りかすから作られている三温糖がちょっとお高めなのは流通量の問題だとおもいますが、
ちょっとお高めでも大切なミネラルどちらもほぼ含まれておりません。
上白糖 :ミネラル0.01%
三温糖 :ミネラル0.15%
こうみると、ミネラル分もどんぐりの背比べですし、
白砂糖も三温糖もどっちもどっちです。
しかし、
さらに三温糖には怖いものが入っている場合があります。
三温糖をご使用の方、
パッケージの裏の原材料名をよく見てみてくださいね。
「着色料 カラメル色素」と「手作りカラメル」は全く異なるもの
市販の三温糖の原材料名には
【原料糖、着色料(カラメル)】
や
【原料糖、カラメル色素】
と、表記されているものがあります。これがまた問題なのです😨
原料糖は上白糖(白砂糖)です。
そして、着色料(カラメル)!☚問題はコレ。
ご自宅でプリンを作るときに砂糖を加熱してつくるカラメル、
あれと同じではありません。
カラメル色素は人口着色料(食品添加物)です。
カラメル色素は
糖類にアンモニウム化合物(THI)や亜硫酸を加えて加熱処理して製造します。
FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA)と食品のための欧州連合科学委員会は、
カラメル色素を製造する際の化学物質の配合によって4つ(カラメルI・II・III・IV)に分類しています(下記)。
ADI:Acceptable Daily Intake (一日摂取許容量) mg/kg bw/day: 体重1kgあたり/1日あたりのADI (mg)
カラメルⅠ
でん粉加水分解物、糖蜜又は糖類の食用炭水化物を、熱処理して得られたもの、
又は酸若しくはアルカリを加えて熱処理して得られたもので
亜硫酸化合物及びアンモニウム化合物を使用していないものである。褐色を呈する。
ADI : 特定しない(著しく少ないということです)
カラメルⅡ
でん粉加水分解物、糖蜜又は糖類の食用炭水化物に、亜硫酸化合物を加えて、
又はこれに酸若しくはアルカリを加えて熱処理して得られたもので、
アンモニウム化合物(THI)を使用していないものである。褐色を呈する。
ADI : 0~160 mg/kg/day
カラメルⅢ
でん粉加水分解物、糖蜜又は糖類の食用炭水化物に、アンモニウム化合物(THI)を加えて、
又はこれに酸若しくはアルカリを加えて熱処理して得られたもので、
亜硫酸化合物を使用していないものである。褐色を呈する。
ADI : 0~200 mg/kg/day
カラメルⅣ
でん粉加水分解物、糖蜜又は糖類の食用炭水化物に、亜硫酸化合物及びアンモニウム化合物(THI)を加えて、
又はこれに酸若しくはアルカリを加えて熱処理して得られたものである。褐色を呈する。
ADI : 0~200 mg/kg/day
カラメルⅠ ⇒ 安全ですが、コスト的な問題でこの製造方法はほぼ用いられていない。
カラメルⅡ ⇒ 日本では禁止。
日本では、Ⅰの製法にすると製造コストが高く付くため、アンモニア法(カラメルⅢやⅣ)が幅広く使用されている。
4-MEIは発がん性物質
問題はカラメル色素は発がん性を指摘されているということです。
カラメルⅢとⅣの製法でカラメル色素を製造するときに生成される
微量不純物【4-MEI(4-メチルイミダゾ-ル)】
これはDNAを構成する塩基という物質にとても似た構造をしており、
DNAに作用すると構造が変化してがん化する恐れがあるそうです。
米国国家毒性プログラム(NTP)は、
2年間、ラットに4ーMEIを170 mg/kg b.w.投与した実験で、
ほとんどの個体に癌(肺がん、肝臓がん、甲状腺がん、白血病)の発生がみられたことから、
(動物実験のみの結果を受けてですが)
4-MEIを2007年に発癌性物質に指定しました。
これを受け、2011年、カリフォルニア州は米国カリフォルニア州法の発がん性物質リストに
一日の摂取上限値を29μg(1μg=0.001mg)に設定し、
基準値以上の4-MEIを含む飲食物には「発がん物質が含まれています」という警告を表示することになりました。
また、世界保健機関(WHO)の外部組織であるIARC(国際がん研究機関)では
4-MEIを「人間にとって発がんの恐れがある物質」に分類しています。
実際、アメリカでは、コーラ類飲料1缶(約355ml)には、1日の摂取上限値の3倍以上の
100μg以上の4-MEIの含有が認められたため、
米コカ・コーラと米ペプシコは
リスク警告表示回避のために4-MEIの含有量を減らしたものにレシピを変更。
しかし、
米国飲料協会はアメリカ食品医薬品局のヒト発がん性物質リストに収載されていない旨の声明を発表しましたし、
FDA(アメリカ食品医薬品局)は健康上の懸念はないと声明をだしました。
調味料から惣菜、化粧品、ペットフードまで幅広く使われているカラメル色素
カラメル色素にはこのような作用もあります。
・リンパ球の減少
・免疫機能(白血球動き)の抑制
・DNAの損傷
・アトピー性皮膚炎や口内炎の治癒の妨げ
・染色体に異常を誘発(ダウン症など)
妊娠中の方は特に気を付けたいですね。
スーパーやコンビニの店頭に並ぶお弁当やお惣菜、
チョコレートなどのお菓子類、
コーラなどの清涼飲料水、
醤油やソースなどの調味料、
医薬品の原料や成分、写真および写真用の化学薬品、染料や顔料、農薬、ゴムなど
私たちの身近でなじみのあるものに多く使われています。
(カラメル製造分類では、カラメルIIIは、ベーカリー類、ソース類、スープ類、酢や黒ビールやノンアルコールビール🍺など
カラメルIVは清涼飲料やペットフード、スープなど)
※特に、醤油などのソース類、ダントツ含有量が高いです。黒ビール、紙パックやプラスチックに入ったコーヒーも高いです。
そして、よく購入する商品の食品表示を確認したとき
私、知らないうちに摂取していたんだわっΣ( ̄ロ ̄lll)!!
と気づく場合がほとんどなのかもしれません。
ちょっと話がひろがりすぎてしまいました💦
結論(まとめ)
■三温糖も白砂糖と同類(ザラメもですよーー!!ザラメにもカラメル色素をまぶしてあるのがありますよ!)
⇒黒糖(本物の)や粗糖を使用しましょう
■私たちがスーパーやコンビニで購入する、カラメル色素と明記された食品のほとんどは
アンモニウム化合物や亜硫酸化合物を加えて製造された人工着色料カラメル色素である
⇒家庭で砂糖を煮詰めてつくるカラメルとは別物
■カラメル色素は発がん性を指摘される4ーMEIを含有し、人体に様々な悪影響を及ぼすものである
⇒食品を購入する際は、勇気を出して『裏』の食品表示をしっかり見て👀、確認して購入しましょう
食品添加物は私たちの体内では猛毒です。
しかし、すでに様々な添加物を摂取し続け、侵された私たちの身体では1食分のカラメル色素やその他添加物が体内に入っても、
胃もたれや気分が悪くなることはあっても、すぐに酷い害はでてはこない(気づかない)でしょう。
もしくはすでに何らかの病気が発症していているのかもしれません。
その場合でも、遺伝性のものだとは思っても私たちの身近な食品添加物が病気の元となり
私たちがせっせと体内に運び続けた結果だとは露にも思わないでしょう。
食品添加物がふんだんに入った食品は
見た目や味も美味しくし、腐りにくくし、
お財布に優しい価格で購入できるものばかりです。
一見私たちに害はなさそうに見えます。
でも、私たちの身体には害はあってもメリットはありません。
新たな病気の元をつくる危険なものです。
[…] しかし、精製白糖(三温糖含む)は精製過程で「ミネラル」や「ビタミン」の栄養素を失ってしまった 栄養も何もない糖分(しかも体を錆びさせる酸性食品)です。 (→三温糖がなぜ身体に良くないか?詳細はこちらをご覧くださいね。blog:三温糖は白砂糖の親戚です! ) […]